はじめまして!
立命館大学放送局 2024年度広報部長の清水です。
昨年開設しましたこの技術部ブログですが、この1年間多忙により、更新がぴたりと止まってしまいました…
ご心配をおかけし、まことに申し訳ございません(涙)
Syama.さん、本当にごめんなさい(土下座)
この投稿はそんな技術部ブログ、もとい局員ブログの現況を受けて、広報部長かつ音声技術部である私が禊として執筆する、
音声技術部への全力勧誘ブログです。
RBC音声技術部が使っている、見て楽しい・触って楽しい機材をご紹介いたします!!
〜ビジュ優勝か?ミキサー編〜
1. YAMAHA QL1
RBCが誇る、トップ・オブ・キラキラ機材の一つです。お値段もびっくり約100万円。
使用機会は学園祭ステージ、学園祭テレビ、新歓ステージ、対外協力ステージ、春夏集中練習など様々です。
(学園祭では、さらに大きなQL5という機材を業者さんからお借りして使用しているステージもあります。でかい!かっこいい!)
困ったらこれ、気を引き締める時もこれ。という感じです。
デジタルミキサーなので、インプットとアウトプット、フェーダーの組み合わせを自分好みにできます。チャンネルごとにタグの色も変えられます。操作がごちゃらなければレインボーな配色にしたっていい。
さらに、厄介なケーブルをネットワーク上にまとめられる(意訳)DANTEというオーディオネットワークシステムや、二人以上が話しているときにミキサー内で自動的に話し手と聞き手それぞれのゲインをいい感じに配分してくれるオートミキサーなど本当にたくさんの機能が使えます。
デジタルミキサーといえば、OIC新番組『List up Field』のスタジオ収録では、H棟2階にあるList(LIVE STREAMING STUDIO)の機材YAMAHA TF-1を使わせて頂いています。
2. TAMURA AMX-16
衣笠のボス、それがタムラです。先輩方の代から長い間使われてきたアナログミキサーです。
使用機会は衣笠で行われているお昼の構内生放送『MUSIC JAM』『金曜のポラリス』など。
衣笠でチーフミキサーになるなら、このでかいミキサーを操れるようにならなければならない…のですが、それが結構楽しかったりします。
個人的好きポイントはフェーダーのつまみが取り外せること。もしインプットが壊れて対応するフェーダーが使えなくなった場合、そのフェーダーを予備チャンネルと間違えて操作してしまわないようにつまみを取り外すと「このチャンネルは死んでる」と見て分かるようになります。密かに全てのつまみをお寿司にする野望を持つ人もいたりいなかったり。
3. MIDAS VeniceU24
BKCで使用しているミキサーです。通常練習で使うのはもちろん、他の使用機会といえばRadicro様との対外協力で制作させていただいているインターネットラジオ『真夜中の溜まり場』。このミキサーで収録していることが多いです!自由度の高いこの番組ではたま〜にスタッフの笑い声が入っているかも?
このVeniceというミキサー、個人的にはQL1のエレクトリカルなキラキラ(?)とは別方面で魅力的なキラキラ機材だと思っています!!各配色がビビッドで素敵ですよね…!!
他のミキサーもそうですが、このミキサーも音域を調整するイコライザーのつまみがずらっと並んでいます。フェーダーやゲイン、トリムなどといった音量の調整だけではなく、これらのつまみたちを上手く使いこなすことで皆様に今まで以上に聞きやすいサウンドをお届けすることが密かな音声技術部員の目標だったりします。
4. YAMAHA MG16XU
OICで使用しているミキサーです。OICのレギュラー番組は映像番組でラジオ番組はありませんが、普段の練習や夏合宿(夏休み数日間の日帰り練習)でラジオ練をしています!上の写真は夏合宿での様子です🎶
構造が分かりやすいので、学習も兼ねてラジオ練習でミキサーを組み立てる時には一回生の人にも結線を手伝ってもらっています(ありがとう…!)
他のミキサーと比べると結構コンパクトな印象で、触った感じが面白いです。バンド経験者の方の中にはもしかするとバンド練のスタジオで見たことがある方もいるかもしれません!
フェーダーが可愛い長さになっているので、フェードアウトやクロス(曲を徐々に入れ替える)はいつもよりさらに気を使って細か〜く操作していくのがポイントです(笑)
オレンジに点灯するON/OFFボタンも押しごたえがあるので、気を使いながら切り替えをしています。
〜テレビで見るやつ!ロケセット編〜
街中を歩いているとテレビ番組の取材班に出会うことがあると思います。RBCの音声技術部に入って初めてできるようになることは、あの取材班の「音声さん」になること!!なんて素敵なんでしょう!!!
1. SENNHEISER MKH 416
…もといガンマイクセットです!!!
MKH416というのはマイクの名前で、右の写真で持っている棒はブームとかブームポールとか呼びます。伸び縮みさせてできるだけ良い位置にマイクを近づけます。
左の写真で指をさされているのがフィールドミキサーです。つまみを何とかやりくりして音量を調整し、録った音をカメラに送ります。
頭でっかちやな〜と思う方もいると思いますが、こちらのグレーの網カゴは風防と言って、マイクの風切り音を防止するためのものです。人間が感じない風や気にしない音でもマイクは拾ってしまうので、必須です!風の強い屋外で使う時はこの風防の上からふわふわの風防を被せて使います!この中にあるマイク本体はもっと細くて小さくて繊細…なんです。
上の写真はどちらも集中練習での講習中の様子🎧
一回生のみんなは左の写真のようにミキサーの仕組み(どこにどんなケーブルをさせば良いのか…)(いっぱい押すところあるけど何に切り替えれば良いのか…)などを学んだ後、右の写真のように一人でフィールドミキサーを担当できるように練習します!!
2. SHURE SM63
写真は学園祭テレビ2024 BKC放送の一場面です👀
SM63はシュッとした出で立ちが素敵なリポーター用マイクです!
普段ボーカルマイクやMCマイクで使うのは58マイク・通称ゴッパ。
こちらが58マイク!
「単一指向性」の58マイクとは異なり、63マイクは「全指向性」のマイクです。「指向性」とは、音を拾う向きのことです🎤ということは、58マイクは音を拾う向きが一つに決まっている、対して63マイクは、周辺の音を満遍なく拾ってくれる、と言い表すことができます😌
といっても63マイクは感度が低く設定されており、しっかり口元に近づければノイズを軽減しながら声をはっきり録ってくれるので、取材の時に余分な音がうるさい…ということはあまりありません!便利〜!!
取材に向いているということで、このマイクの使い分けがなされています!
3. SONY MDR-CD900ST
手に持っているこちら。音響に関わる人なら必ず見ることになるであろうモニターヘッドフォンでございます。
多くの音声技術部員は取材のタイミングで初めて扱う、ということでここにリストイン。
通常ヘッドフォンやイヤホンは音に加工が入っており、特定の音域が多少強調されたり削られたりしてしまいます。(例えばの余談:私は低音強調のイヤホンが好きなので、レビューで低音がいいと言われているものを選んでいます)
しかし!こちらは「モニター」ヘッドフォンというお名前の通り、高音域から低音域、全ての音域を原音に近くフラットに聴くことができるもので、音をミキシングしてバランスを調整したい際には必須のアイテムなんです!!!
もっともっと音声には機材が存在しますが、ひとまずメインとなるものを紹介したので今回はこの辺りで締めにしたいと思います。
今回ご紹介した機材を見て「綺麗だな」「かっこいいな」と思ったあなた!音声技術部に入ればこれらを好きなように使いこなせるようになりますよ〜!!!音はどの番組にも欠かせない大事な「味付け」です!
カモン!!音声技術部!
拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました🙇♀️